Scuderi エンジンがヨーロッパでデビュー シュトゥットガルト・エンジン・エキスポ最新情報

Scuderi スプリットサイクルエンジンが自動車業界に 新しい内燃技術をもたらす

ウェストスプリングフィールド - 2009615Scuderi エンジンは一ヶ月前にデトロイトで世界の自動車業界に公開された。この第一プロトタイプの断面モデルが今週、ヨーロッパの エンジン・エクスポ でデビューを果たす予定となっている。エクスポはドイツのシュトゥットガルト会場で 6月16日から18日まで開催される。

このプロトタイプは 1 リットルの自然吸気型で、普通の内燃型エンジンと比較して毒素生成率が 80% まで軽減されている。ターボチャージ付きのエア・ハイブリッドコンポーネントとの完全統合が実現すると、燃料効率が著しく向上し、130 年以上前に Otto サイクルが導入されて以来、最も優れたものとなる。Scuderi エンジンの原型は Carmelo Scuderi 氏 (1925 年~2002 年) が発明かつ開発したものである。

Scuderi エンジンには、従来の燃焼サイクルにみられる 4 ストロークを 1 対となって駆動する 2 つのシリンダーに分割したスプリットサイクル方式が採用されている。すなわち吸気/圧縮シリンダーと駆動/排気シリンダーである。アフター・トップ・ デッド・センターを発燃することで、1 つのシリンダーで効率の高い燃焼を実現し、もう 1 つのシリンダーで空気を圧縮する連動駆動となっている。従来のエンジンでは、1 燃焼サイクルに 2 つのクランクシャフト回転を必要とするが、Scuderi エンジンはこのクランクシャフトを 1 つだけ使用する。調査によれば、Scuderi エンジンは効率を上げて排気を軽減するだけでなく、従来のガソリン/ディーゼルエンジンと比較してトルクも高くなるという結果が出ている。

世界各国で排気や燃焼効率に関連する規制が厳しくなるとされており、自動車業界の OEM が膨大な資金をつぎ込んで現行の生産プロセスを変更しなくとも、こうした規制に準拠可能であることから、Scuderi スプリットサイクル技術の価値は高く評価されている。Scuderi Group では、技術団体が開発に取り組んで独自に改善を加え、さらなる効率を図れば、これまで以上に技術的な進展がみられることを期待している。

「3 年前にエンジンの設計にこの概念を取り入れてから、ヨーロッパの自動車業界が高い関心を示しました。ヨーロッパ圏域にこのプロトタイプを公開し、これまで 応援してきた下さった方々と喜びを分かち合えることができ、感慨深いものがあります。」と Lutz Deyerling 氏(Scuderi Group ヨーロッパ事業部副社長)は語る。「このマイルストーンが達成された今、自動車メーカーの皆様には Scuderi エンジンのもたらす燃料効率技術を最大限に活用していただきたいと存じます。」

自然吸気型 Scuderi エンジンアセンブリの完成を布石として、Scuderi Group には社外の研究所と連携しながら、次のプロトタイプへのとり組みを続けている。ターボチャージ付き Scuderi エンジンおよび Scuderi エア・ハイブリッドはいずれも 2010 年に完成する予定となっている。

Scuderi Group の概要
Scuderi Group は研究・開発とライセンス提供を基盤とし、独自の技術普及を推進する R&D 企業である。米国マサチューセッツ州ウェストスプリングフィールドを拠点とし、ドイツのフランクフルトに事業所を持っている。同社の革新的な技術である Scuderi エンジンが完全に完成すれば、130 年を超えるエンジン効率の歴史を塗り変えることになる。Scuderi Group のグローバルポートフォリオには、200 件を超える特許が含まれる。そのうちの 72 件は 50 カ国以上で発行されている。詳細なお問合せ: 1-413-439-0343、 www.ScuderiEngine.com

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Posted on June 15 2009